モトローラ Xoom 2 発表、8.2インチの Media Edition も追加

モトローラが Android タブレットの新製品 Xoom 2 および Xoom 2 Media Edition を発表しました。Motorola Xoom といえば今年1月のラスベガス CES で、世界初の Android 3.0 Honeycomb 採用機として鳴り物入りで発表されたタブレット。後に各社から続々と登場する「10.1インチ1280 x 800でTegra 2」モデルの先駆けとなり、国内でもWi-Fi 版が au から販売されよく見かける製品です。

今回発表されたのは、初代 Xoom と同サイズの10.1インチ後継機 Xoom 2 、そして 8.2インチ画面を備えた Xoom 2 Media Edition の二機種。どちらも " Xoom 2 " なので多少分かりにくいものの、 " Media Edition " は画面も本体も小さく別デザインの独立したラインです。

共通する仕様は 1280 x 800 HD IPS液晶ディスプレイ、1.2GHz デュアルコア TI OMAP 4430 プロセッサ、1GB RAM、16GB ストレージ、前面1.3Mピクセル・背面5Mピクセルカメラ、HDMI出力など。またグローバル製品のタブレットにはめずらしく、本体は多少水をこぼしても大丈夫な防滴仕様 (Splash Guard) 。画面はコーニングの化学強化ガラス Gorilla Glass で保護しています。OSは当初 Android 3.2で出荷し、後日 Android 4.0 Ice Cream Sandwich アップグレードが提供される予定。

初代 Xoom は約700g と比較的重かった (というより後発各社が軽く薄くに注力した) のに対して、Xoom 2 は同じ10.1インチながら約100g軽い約599gに、厚さは約13mmから約8.9mm と減量に成功しました。また別売りでスタイラスも用意されます。

Xoom 2 Media Edition はタブレットであまり例がない8.2インチ画面を採用した製品。主流のタブレットは10インチ級と、半分に割ったようなサイズの7インチ級に分かれますが、Xoom 2 Media Edition は7インチ級を多少大きくした感覚です。製品写真が示すように縦持ちでの利用が想定されている一方、サブウーファーと3Dサラウンドを搭載し映像コンテンツにも最適とされています。またソニータブレットの大きい方と同じく IR トランスミッタを内蔵し、AV機器などのリモコンとして機能するのも面白い点です。Xoom 2, Xoom 2 Media Edition ともに英国では11月中に発売予定。続きにはプロモ動画と英文リリースを掲載します。

Gallery: Motorola Xoom 2, Xoom 2 Media Edition